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連帯債務と連帯保証

 私自身がマイホームの購入を計画するにあたって、色々調べたり勉強したりした 「住宅ローン用語」。 と、そんなややこしい住宅ローン用語の中でも、特に私が振り回された? 一部を〜 私なりにちょっとまとめてみましたので、皆様の調べ事に対し少しでもお役立て頂ければ。。。 と。  m(_ _)m

 今回は 似て非なる言葉 「連帯債務・連帯保証」について。。 【⇒ 尚、以下情報参考上の注意点

連帯保証人(連帯保証)

 住宅ローン以外でも、例えば 自動車ローンなどでもよく耳にする〜 御馴染みの言葉 「連帯保証人」。

 ちなみにこの 「連帯保証人」となった人は、そのローンの申込者本人 (債務者。 主債務者とも)と連帯してその債務を負う事となりますが (申込者本人と同等の返済義務を負う)、

 人によっては、その申込者本人の 「返済などの保証」をする人・・・ といった説明をされる場合もあるようですが、 (= 身元保証など、ただ推薦しているだけとか)

 しかし結局は、申込者本人の返済が滞ってしまった場合には、その保証人に返済請求が行く事となっておりますし、

 また 「連帯」という約束ですから、その責任は共有されており、その返済請求に対してはいかなる主張の権利もありませんので(主債務者の僅かな延滞程度ででも〜 請求されれば、主債務者への再請求をも求める事も出来ず、即刻返済に応じなければならない)、

 まあ実質的には 「債務を負う」と言っても問題ないでしょう。

 ただまあ「主債務者」ではなくあくまで 「保証」する側の人物であるため、法的にはその資金を直接借りている者としては扱われず、 (但し、ローンなどの審査情報的には、保証人となっている場合も、その資金を直接借りているものと同等に扱われるでしょう)

 ということは? そのローン (債務)の根拠に対する 資産所有権?までは与えられておらず・・・ (もし支払っても、その返済額 (弁済)は 申込者本人の資産に対する返済であって、自己資産に対する返済扱いとはなりません)

 つまり--- 住宅ローンの連帯保証人となる人は、基本、当該資産に対する 「持ち分(分割された所有権)」は持てず、 (頭金など、別途現金にて資金を出している等の場合で、その出資割合に対する持ち分は別) また自己資産に対する自己債務が基本となる 「住宅ローン控除」の適用を受ける事も出来ませんので〜

 これら予めご注意のほどを。

 【 注意 
 尚、その申込者本人 (主債務者)の代わりに連帯保証人が弁済した返済額に関しては、その返済額の年額によっては贈与税が課税されてしまう可能性もありますので・・・ これらも合わせご注意のほどを。 他人の債務の肩代わり → 後で返してもらうとしても、事実上その時は相当額を贈与した形に → 一年間で見て最終的に ”貸し” が一定額を超えていれば贈与税課税の対象になるでしょう。

連帯債務者(連帯債務)

 この 「連帯債務者」という言葉は住宅ローン以外ではあまり聞く事がなく、お目にかかることもかなり少ないかと思われますが〜 (住宅ローンではペアローンとか・・・ フラット35を代表とする連帯債務型の収入合算等でそこそこ見られると思われます)

 まあ 「連帯債務」という文字通り、その連帯債務者となった方は 申込者本人 (主債務者)と2人でそのローン契約の債務者となりますので、(連帯債務者が一人の場合) その債務に対する返済責任・義務は申込者本人 (主債務者)と全く同様に課せられる事となっております。 つまり〜 どちらかの人が どちらかの人の返済を保証するとかの次元ではなく、言うなれば、どちらの人も 「主債務者」と言ってもイイかと。

 ちなみに・・・ 上記例での「連帯保証人」とは、その意味とかで よく比較される事も多いが、

 基本、どちらも その契約内容に対して 「債務を負う」事となるが、しかし「連帯債務者」は法的にもその資金を直接借りている者として扱われておりますため、そのローン (債務)の根拠に対する 資産所有権?も与えられており、(その連帯債務者が負担すると想定できる、又は契約される返済額は、自己資産へ対する返済として扱う事が出来ます)

 という事は!? 住宅ローンの連帯債務者となる人は、その融資先の金融機関と特段の契約条件や約束事がない限り〜 基本、当該資産に対する 「持ち分(分割された所有権)」を持つことが出来、

 これらパターンでの持ち分の割合 (配分)は、一般的には 主債務者 (申込者本人)の債務額に応じそれぞれ配分するのが基本と言えるが (⇒ ペアローンとか)、

 ただフラット35等、やや特殊な連帯債務型の収入合算等の場合には、主債務者 (申込者本人)と連帯債務者との間で 明確な債務額 (返済負担)の比率などは存在しないため、実際の支払い負担の配分等によって決められると思われてもイイでしょう。

 またもちろん!!! 自己資産に対する自己債務が基本となる 「住宅ローン控除」の適用をも〜 それら各々の返済負担や持ち分等に応じ、申込者本人 (主債務者)と共に受ける事も可能となっております。 【連帯債務型の収入合算など、連帯債務者が住宅ローン控除を受けられるようにするための前提や方法など詳細。 参考までに・・・ 住宅ローン控除と持ち分の関係

 以上、各ご参考になる部位など御座いましたら幸いです。

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2012年12月更新

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関係のない話ですが、フラッペってフランス語なんですね。 管理人。


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