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親から借りた住宅購入資金。無利子だと贈与税・税金は?

 税務署に聞きました シリーズ。

 もし親や兄弟、その他夫婦間などで、住宅購入資金の援助や提供ではなく あくまで「借りた(いわゆる親ローンとか)」場合は・・・ かつ借りたお金は、利息無し(無利息・無金利・無利子)であったなら〜

 贈与税とか所得税等の対象とかと見なされて、税務署から税金とか請求されちゃうの?

 通常の税法(取得税法とか?)などでは、無利子での他人からの借入金は その無利子であった分だけ融資を受けた者が「利益」を受けているとみなされ、そこへ贈与とか所得とかが発生する場合が実際にあるそうですので。。 またそもそも家族間での貸し借りだと、借入などの契約事がありませんので、下手すれば丸々贈与と見なされる可能性も。(書面がないと実は丸々もらってんじゃないの?と怪しまれ、ごっそりと贈与税をふっかけられてしまう可能性も)

 という事でその辺りをごちゃごちゃと税務署へ相談してみたところ。。 意外な回答が。

 先ずはひとり目。 (確認のため、いつも2度聞くようにしてますので)

 あっさり明朗にご返答頂きました。

 家族間。 例えば親子 御兄弟 配偶者などから自身の住宅購入にまつわる資金などを無償にて貸与を受けたとしても、 (無償 = 無金利・無利子・無利息) その貸与資金をきちんと返済する前提で、かつきちんと借用書を交わして、さらにその借用書に沿った返済がきちんと行われている場合には〜

 (@ 銀行振込が証拠も残るのでベストらしい)
 (A 逆に、手渡し返済はタブー)
 (B ある時払いの催促なしは絶対にダメ!)

 特に何の問題もなく、贈与税とか税金が掛かる事もありません。

 但し、これら回答の前提には昨今の「低金利時代」が影響しているらしく、加え補足も頂きました。

 今の時代、 借入も低金利が当たり前になっているので、、 まあそれくらいの範囲の資金融資であれば無利子でも全く問題ない。 と、 こちら(税務署側)もそう一律に見解しております。

 と。

 家族から無利息で住宅購入資金を借りても、きちんと返済とか借用とかの手前がしっかりしていれば、、 今の時代なら特に税に関して気にすることはないという事。(2015年現在)

 そしてふたり目

 やや暗めに淡々ボソボソご返答頂きました。 (なお、借用書とか返済の部分までは一人目の職員さんと同じ回答でしたので、その辺りは省略)

 ちなみに金利についてですが、一般的には市場に合わせた金利付加は必要で、まあ民法?では5%となっておりますが、銀行とかでの金利と同じレベルであれば問題はないかと。。

 そうお考え下さい。

 なに? 代わってこちらの職員の話では ”利息も必須” と。

 前回の人と全く意見違うやないかい。

 まあ借用書と返済の件は、その辺はしっかりしていれば〜 丸々贈与税に疑われる事はないとしても、 (借りた証拠と、返済の証拠はしっかりとという点ですね ^^)

 金利の部分は税務署側でも意見が2分してしまっているようで。。 (どこが一律に見解しとんな)

 まあ金利をきちんとしていればどちらにしても問題はなさそうですが、ただ金利も負担大きいですから、(そもそも金利負担を軽減させるために親ローンを考えるわけですし) 出来れば付加させたくないところ。

 なので金利部分につきましては、もし無利息でいくなら〜 より細かな事前の詳細個別相談は必須かと。 (詳細な金額とかを用意し、所轄の税務署にて相談。 かつもちろん職員の方の名前とかもしっかりと) ていうか、そもそも親ローン(家族ローン)する場合には事前相談要という事で考えておくのがよろしいかと。 軽い気持ちで何の対策もなくやっちゃって、後からズドーンとやられちゃうと泣くに泣けませんからね。

 ていうか、何でいつも税務署職員の回答ってこんなにも曖昧なんでしょうかね。。(税務署へ税についてよく問合せするのですが、人が変わるとけっこう意見もコロコロ変わります)

 以上もし皆様のお役に立てる部分あれば幸いです。

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