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高級腕時計の基礎知識

 ロレックスなどを代表とする、高級腕時計についての知識を少々と。 (全般知識)

正規輸入品と並行輸入品

 海外のブランド時計に興味を持ち出すと気が付くのが「価格差」。 とあるお店では100万円だったのが、違うお店に行くと80万円くらいで売られていた・・・ なんて光景は必ず目にするはずです。 この大きな価格差はどういった事なんでしょうか・・・。

 これは、販売店の仕入れルートの違いによるもので、日本のロレックス本社が輸入した物かどうかが直接影響しています。

 日本ロレックスが輸入し、日本ロレックスを通して販売されているロレックスが「正規輸入品」と呼ばれ、正規輸入品を扱っている正規代理店では、「日本ロレックス」が決めた定価販売が原則になっています。

 よって、一般的に「高い」とされるのが「正規輸入品」です。

 「正規輸入品」はどうしても高いイメージがありますが、偽物の心配が一切ありませんので、高い分は「安心代」として考える事も出来るでしょう。

 但し、これらはあくまで ”定価” を基準としたもの。 プレミア価格が付くものに対してまではそうとは限りません。 例えばプレミア付きで有名な ”デイトナSS”。 この場合、正規輸入品より並行輸入品の方が高いです。 (正規品は定価に縛られるが、並行品は値付け自由。 プレミア価値の分だけ定価を超えてしまっている例。。)

 一方、日本ロレックスを通さずに、海外のロレックス正規販売店から直接仕入れて販売しているロレックスが「平行輸入品」になります。 海外のロレックス正規販売店では、外国為替の影響で日本よりも安く買える国も多く、また、国内で販売する場合も「日本ロレックス」の規制を受けずに販売が出来るため、販売店によってはかなり格安で販売している所もあります。

 「平行輸入品」はかなり安いです! しかし、偽物のリスクが絶対「0%」とは言い切れないのという特徴も。

 なので「平行輸入品」を購入される場合には、知名度が高く、実績もあり、とにかく信頼出来るお店で購入されるのが一番でしょう。

 ちなみに「平行輸入品」と言っても、各国仕入先の販売店では「正規輸入品」ですから、時計そのものは「正規」も「平行」も全く同じ物ですよ〜 ^^)/

 なお、正規輸入品と並行輸入品の違いは 価格だけではない事も一応予め。

 保証は正規輸入代理店でしか受けられないので、並行品だとお店独自の保証のみとなってしまうとか、、 壊れた時のメンテナンスは、並行輸入品だと国内正規店へ持ちこんでも断られるとか。。 ブランドによってはこういった待遇差が存在することも。 ちなみにロレックスに関しましては、国際保証書をはじめ、並行・正規差別なく国内正規店で修理してくれますので、まあそこら辺りの心配はあまりないでしょう。 (保証は制約がかかる可能性はあるかも)

 少々余談ですが・・・、

 ・家電製品の有名量販店などで販売されているロレックスは「平行輸入品」です。

 ・大手デパート(百貨店)で販売されているロレックスは「正規輸入品」です。(直営代理店のみ)

 ・大手宝石店でも「正規代理店」とは限りません。

 ・私は「平行輸入品」を購入する派です。

 ・「正規輸入品」はギャランティに自分の名前が入りますが、売るときに・・・。

時計の部品名称

 主に、よく言葉に出て来る名称を出してみると、

腕時計の部品名称(ロレックス)

 ・ケース・・・ 時計の動作機構(ムーヴメント)や文字盤などが入るケース。

 ・ベゼル・・・ ガラス(風防)を囲う金具。

 ・風防(ふうぼう)・・・ 時計表面のガラス部分の事。 現在のロレックスは「サファイアガラス」が主流。

 ・インデックス・・・ 1〜12までの時刻を表す印(1〜12の数字はアラビア)。 画像は「バーインデックス」。 アラビアやダイア、ローマン(ローマ字)等色々とあります。

 ・文字盤・・・ ダイアルとも言います。

 ・リューズ(竜頭)・・・ 時間合わせなどに使うネジ。

 ・こま・・・ 金属製のベルト(ブレスレット)の1こま。

その他用語知識

 ・コンビ・・・ 主に、ゴールドとSS(ステンレス・スチール)の2種類の金属を使用したモデル。

 ・ムーヴメント・・・ 時計本体の動力機構。

 ・イエローゴールド・・・ いわゆる「金」。 ケースやブレスなど、全て「金」で出来たモデルを「金無垢(きんむく)」とも言う。 ピンクがかった「ピンクゴールド」や、銀などを混ぜた金合金「ホワイトゴールド」などもある。 ちなみに、「ホワイトゴールド」=「プラチナ」ではありません。

 ・クロノグラフ・・・ ストップウォッチ機能の付いた時計。 ロレックスはデイトナが唯一のクロノグラフ・モデル。

 ・振動数・・・ 振動を簡単に説明すると、時計に耳を近づけた時に聞こえる「チキチキ」音。 ムーヴメントの中で、「テンプ」と呼ばれる振り子のような機械が1秒間に何往復するかの数値を表すのが「振動数」。 振動数は多いほど精度が向上するが、部品の消耗が早い。 現在、最高速の振動数は12振動だったと思います。 ロレックスは「8振動」が基本。 1秒間ではなく、1時間の振動数で表される事も多い。 (28,800振動 = 8振動。 36,000振動 = 10振動)

 以上、皆さんのお役に立てれば幸いです。

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2008年-月更新

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最近スマートウォッチが話題ですが、でも私はやはりつけるなら機械式がいいです。 管理人


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