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日立ビッグドラム。 風アイロン節約モード(節電モード)を試してみました

 我が家に導入され約半年のビッグドラム。 ヒートリサイクル技術が駆使されているとは言っても〜 やはり乾燥運転を行うとそれなりにコストがかさみます。

日立ビッグドラム V9400

 ちなみにこのビッグドラムには ”節電モード” という節約モード機能が搭載されておりますが、ところでこのモードを使うとどんな感じなんでしょうかね。

 なお、レビュー機種は2012年当時のV9400型です。

当方通常使いでの計測結果ではほとんど効果なし

 まず持ち出したのが ”エコワット”。 これで先ずは電気代測定。

 結果は28円

 洗濯モノの量は2kgほど。 室内温度は20度くらい。 梅雨期。 風呂水なしのタンブラー洗浄有り。 運転モードは洗濯から乾燥までワンプッシュの一式運転「洗濯>乾燥モード」。 (なお、節電モードは乾燥機能を対象としたものです) 積算電力量は1.28kwh。

 ぶっちゃけ標準モードと変わりません。 (→ その標準モードでの電気代測定記事

 ていうより、節電モードは ”空冷除湿モード” 限定に対し、(予め要設定。 水冷モードでは作動できない) 上記標準モードでは電気代がやや不利と言われている水冷除湿モードでの計測結果。 もしそこまで考慮してみたら、、 むしろ節電モードの方が効率悪い? とも考えられなくもないかと。 (ただ色々な測定環境によっての誤差範囲とも言えますので、まあ何となくの参考程度までに)

 しかも時間かかりすぎ。

 所要時間6時間でしたので、時間的には標準モードのおおよそ2倍ほどかかりました。

しかし乾燥モードによっては、、

 じゃあ一体なんのための節電モード? と思いかけた矢先に、ふと乾燥機能(乾きの仕上がり具合指定)のひとつ ”しっかり乾燥モード” から ”ふつう乾燥モード(標準)” へ切り替えてみて、それで一応再測定してみる事に。

 結果は19円 (条件も上記とほぼ同一。 ちなみに積算電力量は0.90kwh)

 おお、、 これなら ”節電” 納得の結果かと。

 また所要時間もかなり短縮の4時間半。

 というわけで洗濯物をしっかりと乾かしたいご家庭ではあまり恩恵のないモードかと思われます。

一応デメリットも

 なお、これまでの実験で時間に関するデメリットなども出てまいりましたが、ところでその他 節電モードにすることでのデメリットなどはないのでしょうか?

 ありますよ〜〜

 当該節電モードはヒーターを極力使わないように制御する機能。 なので室内温度が低くなりがちな冬季、地域では そのメリットがあまり得られない事もあるでしょう。 (低温になればなるほどヒーター使用頻度が上がるため。 ちなみに、近年の断熱省エネ性の高い住宅に比べ、築ウン十年の低断熱住宅ほどその傾向も強くなってくるかも)

 またこのモードは ”空冷除湿モード” 限定機能。 つまり、排水口から臭いが上がってきやすいところでは使用するのに抵抗があろうかと思われ、(こういったご家庭では水冷除湿モードに設定しての使用推奨)

 まあ以上、節電モードに関するちょっとしたレポートでした。

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2012年7月更新

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