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経験者が語る。。 建売購入前必須チェックリスト

 腹の立つ事あり〜 不安な要素もあり〜 信用出来ない件もあり〜 の、未完成の建売住宅を購入し、その中で学んだ現実からのサポート。

先ずフラット35基準(フラット35仕様)だけは最低限だと考えておこう

 フラット基準だから安心とか--- フラット基準だから相応の住宅性能が確保されている--- というわけではないが、(言うだけならタダ。 基準あれど中身はない現実もありますが) ただ一応建築を手掛けた工務店(施工会社)のレベルを考察するためにも、フラット基準前提で設計し請け負われている要素はかなり重要だと言えるでしょう。

 工務店も色々。 もちろんフラット基準で請け負えないレベルの工務店も多いです。 なのでフラット基準で建てられている物件となれば、その知識程度は有している工務店が手掛けていたとは判断出来るでしょう。

 → なお、これらフラット35基準についてもっと詳細なアドバイスはこちらにて。

施工会社を実際に見てみることも重要かと

 ほとんどの建売は不動産屋がプロデュースし(売主)、その不動産屋が発注した先の工務店で建てられております。 (関連: 建売住宅の仕組み) という事は? 建売住宅という家屋現物が建っていれば、当然その住宅を建てた工務店まで分かるわけで。。。

 住宅建築がはじまる前は、建築基準法によって必ず ”建築確認” と呼ばれる施工報告や届出、審査などが必要となっており、ちなみにその建築確認にはもちろん! その家屋を施工する(した)工務店も記載されております。

 つまり契約前(もしくは予約前でも)には予めその工務店を聞いておき、その工務店についての下調べや現地調査も必須事項かと。

 実際その工務店を見て分かるレベルもあったり、またそこで不安を感じるようであれば〜 回避できる何かもあるでしょう。

 なお私が、私の購入した建売住宅の工務店を実際に目にしたのは契約後でした。 またたまたま未完成物件であったため拝見する事となったわけですが(通常完成物件なら、こちらが望まない限り工務店を見ることは皆無です)、まあ今思えばその工務店を見ていたら考え直していたかも。。 とも。

 ちなみに、出来ることなら加え、その工務店が現在施工している現場があれば その場の見学(中の見学は出来ないにしても、外観の見学くらいでも) が出来ないかどうかもお願いしてみるもの有効でしょう。 タバコのポイ捨てやそもそも法律すら軽視する姿など、、 わざわざ中まで見なくとも、遠くからでも多く得られる情報もありますよ ^^

中間検査証や完成検査証はあって当たり前。それがある事は基準にしないように

 随分と昔なら、法律で決まっているのに(一定条件はあり)中間検査とか完成検査とかが受けられる事は稀でしたが、ただここ近年ではローンの融資条件になっているなど〜 ゆえこういった検査が受けられていない物件はかなり稀だと言えるでしょうが、ただそういった検査済み〜 だからと言っても、そこには何の住宅性能の保証も安心もない事は肝に命じておかれたし。

 実際こういった検査を受けているにも関わらずナットの緩みが多くあったり(体験談)、、、 工事中の看板ですら見ていないありさま(これも体験談)。 また実際に検査に立ち合われた方、それから家屋調査士?の方のブログなどでも、いかにその検査がヌルく適当なものなのか多く目にしますし、

 敷地と建物の位置寸法とか、家屋の間取りとか 検査料がもったいないくらいに適当に見物して帰る検査人?も多いとか。 おそらく確認申請された建物が所定の位置に 所定の寸法で作られているか否か--- といった部分しか見ていないとも。

 というわけでそういった検査証はなんの住宅クオリティの判断にもなりませんので、一応これらは予め。

 但し、そうかと言っても、そういった検査証は、、 今後当該不動産を手放される時などには非常に重要な書類ともなりますし(違法建築物でない事の十分な証明になりますので)、またそんな検査すら受けていない物件となると そもそもそんなレベルどんなん? 的ですから(これら検査は法的検査です。 なのでこういった法律さえ守れていないのに 建築物のみに限ってはきちんと法定通りに建てられているのでしょうか。 非常に怪しいもんです)、まあ極々最低限のレベル目安程度にはなるでしょう。

見える構造材も積極的にチェック

 家屋の耐力が決まる構造材。 でもどんなに良い構造材が組み込まれていても〜 その部材を取り扱う施工業者のレベルが低ければ、、 当然、得られるであろうはずの耐力レベルにかすりもしません。 まさに絵に描いた餅。 また構造材は家屋の主要幹部。 そんな重要な部材ですら取扱いレベルが低いとなれば〜 当然、家屋全体の施工レベルも期待できるはずありません。

 なので、そんな構造材をチェックできる部位は、出来るだけ、、 というより必ず! チェックされておきましょう。 特に、見た目の厚化粧を好む建売ならなおさらかと。

 ちなみにそのチェック3点セットは ”屋根裏” ”床下” ”床合板” の3つ。。 ですが、(私の個人的に推奨するセット) 暗い閉所はどうも、、 という方は、これら中でも比較的簡単にチェックが出来る ”床合板” だけでも。。

 関連: → その床合板の簡単なチェック方法 (床合板へのアクセスから見方までも)

契約書などに付属する住宅仕様書。逃げ道はない?

 仕様書で良い事ビッシリでも、逃げ道あればザルの如し。 逃げ道ある場合にはクオリティに過大な期待は禁物とも。

仲介してくれる不動産屋は、地域でもかなり権力を持っている?

 建売分譲の場合、ここかなり重要です。 工務店への不満も、売主への不満も〜 仲介役である不動産屋が権力者であれば、その担当営業マンへ言えばそこそこ威圧的に意見を通してもらえるので、売買時だけでなく購入後も少しでも安心要素を増やしておきたいなら、、 ここも外せないでしょう。 (→ 特に建売は注文系とは異なり、物件に関するクオリティは比較的一方的ですから、イザという時に少しでも突っ込めやすい環境はそこそこ必要性高いとも言えるでしょう)

 実際私の場合、工務店などへクレームを言って無視されていても、その不動産屋に言えばいやいやながらも対応してくれた例は数知れず。。 おそらくどう考えても権力関係がモノを言っているとしか思えませんでした。 (一応その不動産屋は、県内でもトップクラスのシェア規模)

 とまあこんな感じで、

 たかが建売。 されど建売。 以上、よきお買い物となれば幸いです。

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2015年10月更新

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最近風邪気味で、鼻をかんだら両鼻から鼻血が出ました。 管理人です。


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