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ハウスメーカー、中堅工務店、地元工務店等の違い

　先ず家を建てようか〜　買おうか〜　と考えた場合、その家を建ててくれるお店は大きく分けて4つに区分されるでしょう。　ちなみにそういった各お店について、私が、ハウスメーカーから建売現場まで入っている友人の個人工務店社長に聞いてみましたので、皆様のお役に立てる部分あれば幸いに存じます。

大手ハウスメーカー

　テレビCMや雑誌広告などで、多くの人が見たり聞いたりすることの多い　”○○ハウス”　”○○ホーム”　とかいうのが大手ハウスメーカー。

　ちなみにこういったハウスメーカーでは、自店で大工技術者を抱える事は稀のようで、（集客と宣伝、営業窓口的存在）　ほとんどの場合、、　専属の地元工務店や個人大工が居て、（下請け）　それらに施工を丸投げしているか（もちろん仕様等の細かい指示は通達の上で）　自前は現場監督止まりまでで、その他施工する業者は専属に丸投げ〜　みたいなパターンが大半のようです。（なので同じハウスメーカーでも出来栄えがそれぞれで異なっているんですね。。）

　ただその誰もが聞くブランドネームゆえ、下請けに対する圧倒的な権限はもちろんの事、（もちろん下請けだけでなく、取引き銀行や保険業務などでも高い地位があり、提携する住宅ローンで色々と融通や優遇が効いたり、火災保険で割引きが効いたりといったサブ的なメリット等もある場合も）　細かい指示や徹底した管理など〜　他の中堅メーカーには出来ない大きな特徴や、しかしそれだけのネームゆえ莫大な広告宣伝費なども当然　”坪単価”　に乗っかっているらしく、、　まあおおよそこんな感じかと。

地元ハウスメーカー（地元・中堅工務店）

　この場合、現場監督や自前の大工を保有しており、また自店にて広告宣伝（ただ雑誌掲載程度）から営業、それから集客までをこなされている場合がほとんどで、何処かしらの下請け的でもなく〜　また専属の下請け大工を抱えているわけでもなく〜　立場的にはけっこう独立しているお店と言えるでしょう。

　なので必然的に、そのお店の評判　＝　技術レベル＆施工レベル　となり、大手に比べ仕上がりにバラつきが出る事もないようです。（ただ下請け施工となる部分については別）

　また現場監督と大工、それから現場施工業者との関係も非常に親密である事も多く、”ならではの”　こだわりの家造りに向いているかとも思われます。

小規模な地元工務店、ハウスメーカー

　特に宣伝する姿も見られず、（していてもかなり知名度が低い）　お店に近づいてはじめて　「あ、ここ工務店なんだ」　「あ、ここハウスメーカーなんだ」　と気づくレベルのお店。（お店の周りに資材が山積みされており、それで気が付く〜　なんて事も）

　ちなみにこういった工務店のほとんどでは自らの集客を行う事はなく、大手や中堅ハウスメーカーの下請けとか、不動産屋からの建売住宅を専属でやっているようなお店が多い。

　なお、小規模なハウスメーカーの実態についてまではあまり把握出来ず、中堅のように、しかし小規模な工務店などを下請けとして営業されているそうですが。。　（顧客紹介などを営業源としているのかな？）

個人工務店、個人大工

　特にお店を持たず、多くの場合　”個人事業”　として、また法人でも　”自宅兼事務所のみ”　で活動されている工務店。

　なおこういった場合は基本、大手ハウスメーカーから中堅、地元工務店、建売専属まで〜　様々な会社からの下請け・孫請け・専属で活動しており、まあ独立営業している職人さんたちと同じかな。　ちなみにやや稀ではあるようですが、建売住宅の現場に入ったり〜　大手ハウスメーカーの現場に入ったり〜　といった大工さんもいらっしゃるようですよ。

　とまあこんな感じで、

　ただ、これらに当てはまらないもっと細かく区分されるお店なども多く御座いますので、あくまで大雑把な違いとして〜　以上参考までに。

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2015年10月更新