My Home Direct -TOP > 【THE 実測!】 家庭で良く使われる電化製品の電気代は? > 石油ファンヒーター

石油ファンヒーターの電気代

 少なくとも〜 我が家では冬場に絶対欠かす事の出来ない 「石油ファンヒーター」。 外気温度が氷点下付近になると〜 エアコンは霜取りばかりでなかなか部屋が暖まらないし、また手早く素早く部屋を暖めたいですし。 (あ、うちの家での話ではありますが)

 ところで- 最近私がこの度ふと気になったのが、石油ファンヒーターの電気代。 いつもはガソリンスタンドの灯油価格ばかり気になるのですが、よくよく考えてみたら・・・ 石油ファンヒーターだって電気を消費して 「暖」を作ります。

 というわけで、今回石油ファンヒーターの電気代を測定してみる事に。

 ちなみに測定の対象は ”ダイニチ製・石油ファンヒーター”。 モデルは「FW-2580」というかなり小ぶりなモデルにて(クラスとしては十分最小クラス)。

ファンヒーターの仕様

 FW-2580の消費電力は- 点火初期の短時間のみ390W(最大消費電力)、燃焼時は88W(火力最大時)。

 なお一応ついでに、燃料消費量は最大 0.243L/h、 暖房出力は最大 2.50kWとなっております。

先ずは火力最大値

 それでは〜 手始めに、先ずは火力最大運転での電気代から。

 1時間当たりの電気代・電気料金は約 1.9円!!! (積算電力量は、1時間経過毎に 0.08kWh > 0.17kWh > 0.26kWh)

 と、こんな感じに。

 尚、石油ファンヒーターは、点火時にほんの一瞬だけ消費電力が上がりますが(着火までの暖気インターバル)、しかし当実験では 一応点火にほぼインターバル(暖気)が必要ないくらいにまで予め暖気しておき初期消費電力を極力抑えた形で計測しておりますので、十分1時間当たりの電気代に等しいと言えるでしょう。

 一日八時間、常に最大運転だと- 一ヶ月あたり450〜500円くらいかな。 電気代。 (ただ現実下では暖気点火が加わって来ますので、実際には若干プラスアルファが入って来るかも)

それから最小値

 最大値を計測すれば〜 当然最小値も知りたいですよね。 なので火力最小運転での電気代も。

 1時間当たりの電気代・電気料金は約 1.3円!!! (積算電力量は、1時間経過毎に 0.05kWh > 0.11kWh > 0.17kWh)

 もちろん火力以外は、上記最大値の時と同一条件としております。

 一日八時間、常に最小運転だと- 一ヶ月あたり300〜350円くらいかな。 電気代。 (もちろん暖気点火が加わる分、若干のプラスアルファも)

まとめ

 こう実測してみて、正直 私が当初考えていたよりも随分と電気食うな〜 というのが本音かな。

 また、昨今の灯油市場はけっこう高騰気味である事は皆様もご存知の通り。 因みにもし灯油代が18リットル1,500円であったなら- 全てカタログ値概算で行くと 一ヶ月あたりの総光熱費は5,300円くらいになるとも。 (一日八時間、常に最大運転だとした場合。 もちろん電気代も考慮した上で)

 ん?

 最小クラスのファンヒーターでこのランニングコスト??

 一昔前まではコスパの高い暖房器具と言われていた石油ファンヒーターですが、しかし昨今この時代下においては、既に逆にコスパが低くなりつつあるのが現実ではないでしょうか。 (導入時のコスパは優れておりますが)

 また石油ファンヒーターは燃焼と共に外気も汚す特性もあり、こまめな換気が必要となるなど- エネルギー効率の面もイマイチ。 ましてや高気密・高断熱な家屋が増えて来つつある昨今では、その環境要素は大きなロスや懸念要素でしかないとも。 ん-。

 でもでもあの速暖性は、まだまだ他に代わるものがないと言えるほどの高い魅力点(ガス等は除く)。

 今回は色々と考えさせられてしまう結果に。

 以上参考までに。

実測電気代。家電製品一覧

実測電気代。 その他一覧

2011年3月更新

THE実測! 電気代編

最近オール電化にしました。 なんかウメボシ殿下みたい(これまた古い)。 管理人


(C) My Home Direct