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サイディングのコーキングめがけて樋施工(雨どいの立樋)

 未完成の建売住宅を購入し、建売住宅ってどんなクオリティ? その現場・現実を密着レポート。

雨樋工事がはじまり、、

 これまで雨天になれば屋根から滝のように雨水が流れ落ちて来ていましたが、これが入ればもう大丈夫。 上手く雨水が排水されて雨を気にせず見学が出来るようになりました。

樋

 そう 「樋」。 雨樋とも。 オケではなくトイと読みます。

 ん? でも何だか樋の取付けに違和感が。

コーキングにでんでんが打ちこまれている

 どうやらコーキング(目地。シーリングとも)をめがけて樋の金具(でんでんと言うらしい)が取り付けられている様子。

 しかもコーキング完了から既に10日は経過していると思われ、コーキング材が上手く金具に吸いついているとは思わない。 雨水が毛細管現象で内部に浸透する恐れも。

 ちょっとこれは気になったので色々と調べてみる事に。

 なんと、サイディングのメーカー(うちはケイミュー。ん?ニチハだっけかな?)の工事仕様書?には、後工事の留意事項として これらコーキングの目地は避けての施工が指示されている。 つまり金具をコーキングへ刺してはダメだというワケ。

 当該ケイミュー社の設計施行マニュアルより抜粋---
 ”施工基準 > 後工事の留意事項にて、雨樋設備パイプ等、留め付け時はサイディングの合いじゃくりやシーリング目地をさけ、端打ち寸法を確保して行う” と。

 おそらく、工事関係者はいちいちサイディングへ穴を開けシーリングしていくのが面倒だったと思われ、こんな荒技をやってのけたと思われる。

 ちなみに、まあどうしてもそうなってしまうとか、施工上致し方ないのならスルーしようと思ったが、

目地に金具がたてならぶ

 しかしもう金具の全てが全てこのありさまであり、故意に狙っての施工として思えず、

 法に触れるわけではないが、取りあえず後日クレームを入れてみようかと思う。 (結果はまた後日) クレームを入れる前に、指摘材料としてメーカーの見解を問い合わせてみたところ(シーリングへ金具を打ち込むことによって考えられる弊害) ”シーリング部分は溝になっており、雨水が分散せず通り道になりやすい。 ゆえ、より高い防水安全性を得るためにも、シーリング部分は外しての施工が望ましい。 ただこの辺りは現場や施工業者さんの見解が優先される事も多く、その辺り具体的な相談は施行工務店へ願います” との事。

 つまり、この状態で施工されていたとしても それは工務店の都合によるものであり、またそれが施工不良というわけでもないというワケ。

 ちなみにコーキングが上手く吸い付いてなさそうとの感じも、私の見た目だけでの判断であり、実際に雨漏れしているかどうかの事実を指摘できるわけでもなく---

 というわけでクレームはこの時点で断念。

 しかし欠陥住宅調査士のブログ等では、稀にこれら例を不具合と指摘している例も見られ、また比較的早期に雨漏りの原因となる場合も多いらしく、、 ただまあいずれにしても個人レベルの交渉ではちょっと覆すのは難しいかな。 ましてや建売では。

 引き渡された後に、自費でコーキングの打ち増し補強でもしておこうかな。

 たかが建売。 されど建売。

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2015年7月更新

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最近風邪気味で、鼻をかんだら両鼻から鼻血が出ました。 管理人です。


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