My Home Direct -TOP > 管理人のネタ帳 > マキタ・Li-ionバッテリー VS 100V 電気代比較
マキタのリチウムイオンバッテリー式のコードレス電動工具。 仕事で使っても、家庭で使っても 非常に便利ですよね〜 ^^
ちょっと重いが持ち運びには便利ですし、充電さえバッチリなら〜 屋内・野外問わず100Vコンセントなくても動きますし、夜間電力 (深夜電力)を活用してのバッテリー節約充電も出来ますし・・・
ただ〜 これだけ良い事ずくめのようなコードレス電動工具でも、大きなデメリットはある事、皆様はご存知でしょうか?
まあ先ず一番最初に思いつくのは、バッテリーが切れちゃうと、動かなくなる・・・ といった点でしょうけど、
それに次ぐ? というよりも、最大級のデメリット〜 それは、、
家庭用100V式のモノよりもランニングコストが高い
という点。
消費電力が特段に高い! というわけではないのですが、ただ家庭用100V電源で稼働させる工具に比べると〜 やや電気代が割高になってしまうという事は事実のようです。
全く同じ仕様・仕事をする工具で、かつ全く同じ仕事量をこなした場合、それら稼働に要する電気代は・・・ 家庭用100V電源のモノよりも、バッテリー駆動の方がやや割高である! というわけ。
まあよくよく考えてみると、これらバッテリーって、その使用の都度家庭用100V電源からの充電が必要ですが、ただその充電中には、バッテリーが発熱するなどして(熱としてエネルギーが放出される) また充電後も、バッテリーからある程度自然放電されるなどして、少なくとも〜 電気エネルギーのロスが発生するわけですから・・・
一応その証拠として・・・ 私の方でも実験・検証をしてみたところ。。。 (まあ理論を並べてみても、なんだかややこしくなるだけですので)
まず今回、その計測比較等のために用意した機器がこちら。 (まあ ”用意” といっても、私の使っている愛用品なんですがね ^^)
マキタの扇風機こと ”充電式ファン・CF201D”
音量はややウルサイものの、庭でもどこでも手軽に持ち運べるカワイイやつです ^^
またこのファンは、バッテリーでのコードレス稼働を可能としながらも〜 付属のACアダプタを使えば家庭の100Vコンセントでも稼働可能な、、 まあ今回のこの検証にはうってつけのパートナーかと。 (この機器であれば、全く同じ仕様・仕事をする工具で、かつ全く同じ仕事量をこなした実験・検証測定が出来ますからね〜 ^^)
と、まあ機器が出そろった所で、、
先ずはそのファンを稼働させるための、バッテリー (マキタの18V・リチウムイオン式バッテリーです ^^)を充電。 (もちろん ほぼエンプティ状態からの満充電です)
その満充電に要した電気代は1.32円でした。 (※ 尚、その充電に要する電気代や条件等については ⇒ こちら を)
今思えば、ガソリン燃費のように いわゆる ”満タン法” でやればよかったかと思いましたが、ただそのバッテリーの満充電前は〜 このファンを使ってエンプティ状態にしておりましたので、まあ実質的にも ”満タン法” に近い状態かとも思い、これら実験結果を そのまま ”検証結果” として掲載させて頂きます。
で、その ”満充電” にしたバッテリーを そのマキタ・ファンに取り付け〜 ファンが止まるまで ”風量:強” にてフル稼働させてみる事に。
約1時間45分で、バッテリーがほぼエンプティ状態になりファンが止まりました。 (という事は、バッテリー満充電で電気代1.32円でしたから イコール = 稼働時間 1時間45分で 電気代約 1.32円というわけ)
そして続きまして〜 自宅の100V電源でのファン稼働測定。
先ほどのファンからエンプティ状態のバッテリーを外し、代わって家庭用100V稼働用のACアダプターを装着させ〜 かつ先ほどのバッテリー稼働での仕事量と合わせるために、今度は100V電源にて逆に
1時間45分 ”風量:強” にて稼働させてみます。
その電気代は・・・
尚、この電気代も、バッテリー充電の電気代編と条件を合わせるため、 ⇒ ワットモニター (サンワサプライ製) を使用した結果を、そのままここでの電気代とします。 (必読 ⇒ 測定方法、及び測定結果についての注意事項など))
0.88円 (※ 稼働中の消費電力は、だいたい25w平均という感じでした。 また消費電力量は約0.04kWh)
げろげろ〜 (← かなり古い) バッテリー駆動の方がめっちゃ単価高いやん。
というわけで、
全く同じ仕事・仕事をする工具で、かつ全く同じ仕事量をこなした場合、それら稼働に要する電気代は・・・ 家庭用100V電源のモノよりも、バッテリー駆動の方がやや割高である! と、やはりそう明らかに明白に確証された結果が出ちゃいました。
また、それら結果などから〜 その電気代の割高差は、全く同じ仕様・仕事をする工具で、かつ全く同じ仕事量をこなした場合、その同量の仕事に対する電気代コストは、、、 バッテリー稼働は、家庭用100V稼働の約1.5倍のコストが掛かる。 と、このような結果も出ちゃいました ^^
これらいかがなものでしょうか ^^
なお・・・ 一応今回この実験では、全く同一の機器を使っての比較実験 & 検証作業でしたが、ただもしこれらの機器等が全く異なっても、それら機器の仕様・仕事や仕事量等が全く同じ条件下であれば〜 一応理論的には、上記これらとほぼ同様の結果となろうかとそう考えられますので、 一応これらも予め m(_ _)m
但し!
これら実験・検証などによる結果は、あくまで電気代の大元・大前提となる ”ベース単価 (いわゆる料金レート)” を揃えての結果ですから、(どちらも一律
1kWh = 22円 として算出)
そもそもの その ”ベース単価” が変動する場合や、異なる環境下などでは〜 (その月の電気使用量などによってベース単価が変動したり、また夜間電力など、その使用する時間帯その他環境等によって大きくベース単価が異なってしまうような条件など)
これら結果から大きくずれてしまう事実もあろうかと思われますので、一応この辺りは予めご留意のほど願います m(_ _)m (またそのバッテリーの条件とか
(古いとか新しいとか)、充電他、その機器等を使用する季節・気温的要因等によっても一応それら可能性は。。。)
特に夜間電力を使ってのバッテリー充電とした場合には、この差は十分逆転しうるでしょう。 (おそらく同条件で電気代を測定した場合、バッテリー充電に要する電気代は わずか0.6円ほどとなるかと)
また、
これらコストは あくまで ”電気代” しか考慮しておりませんので、最終的なトータルコスト(ランニングコスト)の差とは言えず、まあその辺りに関しましてはまた次回記事にて。
以上参考などまでに。
2013年7月更新
最近子どもとローカルなミニ水族館へ行ったら、半分くらいウサギとハムスターコーナーに変わっていた。。 管理人