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ボルト・ナットが緩んでる /建売住宅現実レポート

 未完成の建売住宅を購入し、建売住宅ってどんなクオリティ? その現場・現実を密着レポート。

よく分からないが、金物をチェックしていると緩々の箇所を発見

 一週間ほど前に上棟も済み、屋根も完成し、筋交いや金物も一通り付いたであろうとある日、ふと金物を眺めていたら--- ナットが表裏逆になっている箇所とはまた別に、そもそもナットがユルユルに緩んでいる箇所を発見(羽子板ボルトという寄せ金物)。 近くに脚立があったのでちょいとお借りし、そのナットに触れたとたん〜 金物はぐらぐらで当然ナットも軽く手で回る。 これはちょっとオカシイという事で現場監督に相談(時間が時間だったのでメールにて)。

ナット緩み

 「もうすぐすれば基準法の金物検査があるので、問題があればその時指摘に挙がります。 またダブルチェック体制にしておりますので安心してください」

 との事。

それから2週間が過ぎ、、

 そろそろ透湿防水シートの施行が始まるかな〜 といったタイミングで、またシートが張られた後では是正出来ない部分もあろうかと思われますので、改めてその箇所をチェック。 やはり緩んだまま。 ていうか、時間が経っているためか? 前より増してぐらぐらになっているような気も。 もちろん即相談(時間が時間だったのでメールにて)。

 今度は 完全無視。 しかとかよ。

 検査も済んだし法にも触れんからいちいちメンドクサイ事言ってくるなといわんばかり。 (基準法の検査は指摘後10日ほどで実施) 建売のくせにいちいち文句たれるな、お客様は不動産屋(施主)で 買主はお客様じゃねーよ。 てか? ダブルチェックとか言ってたの何なん?

それからもう一週間が経過、、

 さすがにもうタイムリミットかと思ってもう一度メール。

 「ネジの緩みは是正します」

 それだけかよ。

 それから後に電話にても再チェックを念押しし(しかも半分タメ口の対応)、不動産屋の担当にも念押し。

 ちなみに不動産屋の担当営業は

 わざと緩くしている との弁解。 しかも きっちり締まっている家なんてない とまで断言。

 おいおい。 工務店が工務店なら 取引きの不動産屋も不動産屋。 ていうか、これが地方でもトップクラスの不動産屋営業マンの言葉かよ。

 なお、この回答が貰えた当日は、既に透湿防水シートが施行され、一部壁内に断熱材も入っておりました。 既にチェックできん部分あるやんか。

考察まとめ

 先ず今回未完成物件だから突っ込めたものの、もしこれが完成物件なら--- ネジの緩みは常習的にあるも当然かと。 緩んでいても建築基準法の検査(中間現場検査)にパスするわけですから。

 また完成物件をチェックする段階で、屋根裏などでネジの緩みが発見される事あれば〜 壁などの内部の見えないところにも緩みがあると考えておいた方が賢明かと。 まあ柱が乾燥してネジはよく緩むことあるらしいですが、でも新築物件からの緩みはちょっと。。

 それからそもそも基準法の検査機関の検査も、うわさ通りの適当さを改めて実感(一説筋では、建物の大きさとか隣接する壁との距離とか、その程度しか見ていないそうです。 金物が間違っていて取り付けられていてもスルー。 無くてもスルーなんて事もしばしばらしい)。

 指定検査機関(もちろん公的に外部委託されている機関)とは言えど〜 そんな検査の証明は何のあてにもならん。 こういった検査証明は保険やローン、その他売買時に有効な書類かもしれませんが、ただ買う側にとっては何のクオリティ証明にもならんという事がよく分かりました。 なのでもし安心した完成物件購入を考えるなら、公的ではない 専門家によるチェックを入れられるほうが数倍安心かと。 (ちなみに最近、銀行融資でこういった検査証明が必要なのは、おそらくローン回収が滞って競売に掛ける時、少しでも高くさばけるようにとの意味合いで必要としているのでしょうね。。 良い建物だから融資するんではなく、取りっぱぐれがなさそうな建物だから融資します〜 みたいな。 そんな感じがします)

 たかが建売。 されど建売。

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2015年6月更新

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最近風邪気味で、鼻をかんだら両鼻から鼻血が出ました。 管理人です。


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