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釘の打ち外しやめり込みが酷い /建売住宅現実レポート

 未完成の建売住宅を購入し、建売住宅ってどんなクオリティ? その現場・現実を密着レポート。

釘の打ち外しが非常に多い

 釘の打ち方が下手なのか設計が悪いのか、とにかくいたるところで釘の打ち外しとか飛出しを目にする。

釘の飛出し

 これらは飛出し。 こんな飛出した釘は数え切れず。

釘の飛出し02

 もちろん屋根裏の野地板直下にも激しく見られる(しかしこれ、何の釘なんでしょ。 雨漏りしねーだろーな)

釘の打ち外し

 打ち外しも朝飯前。

 とにかく釘の扱いが雑すぎる。

 もろ職人さんの気質が現れているとも。

 ちなみにこういった打ち外しや飛出しのほとんどは壁などに隠れて見えなくなるが、完成後でも、屋根裏に上がれば比較的容易にチェックできるかな。

釘のめり込みも酷い

 そして釘のめり込みもひどい。

釘のめり込み

 使われている釘の大半、おおよそ十中八九このありさま。 打ち込パワーが少ないと手で打ち込まなければならないため、とにかく釘打ち機のパワーをかなり上げて手間がかからないように? これらは構造材ではないからまだいいものの、しかし半分はめり込んでいると思われ 釘頭ものぞきこまないと見えないほど。

 ちなみに構造材もこの通り。

構造用合板、床釘のめり込み

 これは一階床の構造用合板24ミリだが(建築基準法で言う 構造耐力上主要な部分に該当する床材)、厚みの四分の一はめり込んでいる。 これでは厚みの分の強度が得られないと思われる。 (ただ法的制限は見られない様子)

構造用合板、床釘のめり込み計測

 ついでに言うと、釘と釘の間のピッチ(間隔)も怪しい。

 この辺りも建築基準法などには見られないが、住宅金融支援機構監修の木造住宅工事仕様書では、15センチピッチでの施工となっている様子。 (→ おそらく品確法含めこの辺り法律にての規制は有る様子。告示がありました

構造用合板、釘のピッチ不足

 まあ唯一の救いは、N75釘が使われていた事かな。 (床の構造材はN75釘の使用が必須らしい)

 画像からは分かりませんが、釘の頭に ”75” という文字が見え、まあたぶん間違いはないでしょう。 (釘頭直径も調べたそれに近い)

 というわけで、とにかく時間短縮を意識? してか、また手際よくパッパと済ませたいからか? とにもかくにも釘の扱いが雑。。。 丁寧に時間をかけて施工している暇はないってか? (なおこの辺りのマイナスポイントは、法律上や契約仕様上で突っ込めそうなところが心もとなく、また個人レベルでは到底クレームを立ててもひっくり返されそうかと思われ、まあ一応写真に納めた止まりにしておきました)

 たかが建売。 されど建売。

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2015年7月更新

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最近風邪気味で、鼻をかんだら両鼻から鼻血が出ました。 管理人です。


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