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建売住宅の耐震性

 平成7年の阪神大震災以後、家屋の耐震性について重要視される方も多く居らっしゃる事でしょう。 ところでローコストな建売住宅の耐震性は?

基本的には最低限レベル

 耐震性は建築基準法で定められているレベル以上は期待出来ないと思われていた方がいいかと。

 建築基準法と言えば聞こえもイイですが、こういった法律は 性能の最低限ラインを示したものでしかありません。 例えば、クルマのタイヤの溝は○ミリ以上必要- といったものと同程度かと。 卸したてピカピカの新品の高性能タイヤはもちろん法律に適合するかもしれませんが、中古で何十年も使っているタイヤでも、規定の溝さえ確保出来ていればこちらも法律に適合しますからね〜 ^^; 

 もちろんウチも例外ではありません。

 但し、フラット35Sなどの耐震性基準が設定されている家屋などでは〜 この限りではありませんが。

また数字上のカラクリもスゴイ

 耐震性金具はとても高価らしい。 だからどうかまでは分かりませんが、家屋の設計や法律の面などから改めて精査してみますと、、 そういった耐震金物の使用を最低限で済ませられるように綿密に設計されているようです。

 柱の位置や筋交いという耐震性を高める構造材、それから耐震性にまつわる計算では除外出来るバルコニーや収納(天井高1400mm以下)を上手く配置したりして、、 おそらく徹底したローコスト化ゆえの綿密な設計なんでしょう。

ホールダウン金物

 私の建売の近所では注文住宅が施工されており、その住宅では ホールダウン金物(上記画像)という高性能な耐震金物が乱立していたのに〜 対しウチのホールダウン金物はわずか2個のみ。 なんでやと思いつつ色々調べ始めたのがこの事の発端でした。

ちなみに耐震性が最低限だとどうなる?

 基本的には問題となろう部分はないでしょう。

 あの阪神大震災で倒壊した家屋の約9割は、昭和56年以前に建てられた当時の耐震基準の家だったという情報もあり(→ これら詳しく)、しかも、その震災当時からもまたさらに耐震基準は改正されており、よほどのことが無い限りこの辺り問題視する必要はないかと。 (もちろん私的には)

 但し、耐震性は地震保険の支払い額に大きく影響されますので、維持コストの面からは問題となる部分はあるかもしれませんが。

 ちなみに、建築基準法の耐震性を1とした場合、耐震性1.5の家屋は 建築基準法の家屋に比べ保険料が半額くらいになるそうです。 またここ近年の保険料値上げで 今後も増々地震保険料は高騰するかとも言われており、今後はまたさらにその差が出て来るかとも思われます。

 たかが建売。 されど建売。

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2015年6月更新

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最近風邪気味で、鼻をかんだら両鼻から鼻血が出ました。 管理人です。


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