My Home Direct -TOP > 楽器でPON! > 自宅でドラム
以前から、自宅でも何とか生ドラムが叩けないものか・・ と、
ゴムの消音パットを試したり
もちろんメッシュヘッドや(⇒ メッシュヘッドのレビュー記事)
巷で稀に聞く ”白井式ハイブリッドドラム” でお馴染み?の HQリアルフィールなんかも試しましたが、(⇒ リアルフィールのレビュー記事)
確かに、当初はそれなりにある程度は満足していたものの・・ (おそらく自分で購入した満足感もあろうかと)
しかし長い目で見たり、また時折スタジオなどで生ドラムを実際に叩くと〜
やはりどこか違う。 自分の求めているものと全然違う。(ゴムパットは論外。メッシュヘッドやリアルフィールなんかも生ドラムに近い質感はあるものの〜 何か違う打楽器を叩いているような感じだったり、そもそも最大の欠点を言えば ドラムの音がしない! ポコポコ・ペチパチ・・ 見た目はドラムだが、ハッキリ言ってもうそうなるとあえてドラムでなくともいいのでは?みたいな)
ローランドの電子ドラムも所有しておりますが、こういった生ドラムの消音を考えるなら〜 最初から電子ドラムで十分かと思われます。 また実際そう感じております。 どちらにしても大なり小なり質感は生ドラムとは異なりますので、そうであれば ”音” の出せる電子ドラムであるほうが。。(まあ電子ドラムも、誰がどういう風に叩いても良い音が出るという、、 演奏ニュアンスの欠点も御座いますが)
で、それからもあれこれ試しつつ〜 追求しつつ〜 月日が流れていたわけなのですが、
しかしちょうどこの度 一軒家のマイホームを購入することろなったのをきっかけに、生ドラムより音量が小さいと言われる〜 ふと以前から気になっていたパール社の ”リズムトラベラー” というものを試してみたくなり、、
自宅でも使えるファイナルアンサーに行きついたのか??
ぶっちゃけ、生ドラムでした。
メーカー純正のシンバルが想像以上に ”おもちゃ” であることと、コンパクトな事、バスドラの低音は期待できないこと、それから全体的にピッチが高いというか軽いということ以外は〜
見事にドラムです。(ヘッド打面をほどよくミュートしてあげると、耳に付く高音もおさえられ 意外と使える本格的な音でした ^^ バスドラも付属のスポンジでミュートすると低音は出ないもののタイトなアタック感が得られ、思っていたよりぜんぜん問題なかったです)
つまり音量も十分デカいです。(生ドラムより気持ち静かな程度)
はっきり言って、よほど近所の理解が得られない限り 自宅では到底叩けるようなシロモノではないでしょう。
ん・・ やはり無理か。
まあそもそもこのトラベラーは文字通り、音量を抑える目的でなく ”持ち運び” や ”ストリート性” に特化したキットなわけですから、それに消音性を求めるのは。。
ちなみに、リズムトラベラーにもメッシュヘッドの消音キットが御座いますが、もちろんこのメッシュに行っちゃうと本末転倒ですし。。
と、思っていたのですが、
とある日、You tube でトラベラーの動画を色々と研究していたら、、
意外と ”ロッド” を使われている方が多いことに気が付きました。
ロッドとは、パーカッションなんかで用いられる スティックとはまた違ったバチ。 ジャズなどでよくみられるブラシとドラムスティックの中間的なもの。 最近ではカホン奏者に愛用者も多いが、スティックに比べ打撃音量がかなり抑えられるため、アンプラグドなステージの生ドラムで使われることも多い。
※ つまり音が静かになるスティック みたいな感じ。(アタックが弱くなるので音量も下がる)
これはどうかな。。
取りあえず買ってみることに。
チョイスしたのは、ロッドの王道とも言えるPRO MARKブランドで、
ちなみに最もポピュラーなのは ”HOT RODS” だが、ただそこはあえてよりアタックの弱い特性を求め ”COOL RODS” の方を選択してみることに。
これがジャスト。 これはイケそう。
スティックに比べ随分とアタックが弱くなり、音量はおよそ半分ほどに。
本気でパワーヒットするとやはりボリュームはラウドになるが、力を入れず軽くごく普通に叩く程度だと 元々のリズムトラベラーのやや低めの音圧もあり、十分音量の抑えられたマイホーム仕様の生ドラムに。(電子ドラムをスピーカーから出音する感じくらいのボリュームにまでなりました)
ロッドとスティックの感覚が少し違うが、(スティックは濃密にリバウンドするが、ロッドはやや吸収される感じ)
それでもスティックワーク・フィールはメッシュヘッドやリアルフィールの比じゃないほど心地よいリアル感があり、
もちろん本物のドラムなんでサウンドも問題なし!
これはイケる。 これならイケる。
というわけで、、 マイホームで生ドラム計画。 急転回してこんな感じでとてもイイ方向に。
しかし! これまでで私の想像していた理想にやや近づきはしましたが、、 それでもまだ何点か未解決の問題はありまして。。
先ず最大の懸念点が ”フット”。 ロッドが使えないバスドラムは音量音圧はそのままでありまして、、 あの壁を突き抜けるような低音こそはないですが〜 足で踏み込む音圧はいぜんとして相当なもの。
軽く踏めばそこそこ音は抑えられるが、ダブルを踏むようなフレーズだとそこそこ踏み込む必要があり、また軽く踏むようにすると これが予想以上にストレスで、、 やはりこれはクリアしないと、生ドラムが叩けるとは。。
それから演奏曲も限られるという点も。
手数の多くないポップス程度、また基礎練習程度なら問題ないが、紅のような激しくなってしまうようなフレーズではついつい打圧も増してくるので〜 もうそうなってくるといくらロッドでも音量音圧が増し増しになってくるわけで。。
やはりこの点も改善の余地は十分に。
というわけでまだまだ未解決の部分も多いが、取りあえずしばらくは全体的に軽く演奏する感じで様子見しながら〜 ぼちぼち解決策も模索して行こうかな。
とまあこんな感じで、まあ現状 なんとかなるかな・・ みたいな感じで。(今後の改善レポートもまた追々とお伝えしますね ^^)
なお、これら記事の内容は私的環境、かつ私的感覚によるものです。 居住環境などは人ぞれぞれ異なる部分も多く、他の方でも必ずしも当てはまるものでは御座いません。 また人それぞれの感覚も大きく異なりますので、この辺りも必ずしも全ての人が当てはまるとは限りません。 これら予めご留意等のほどを願います。
2018年7月更新
我が家で音楽を楽しもう! 増える楽器や音響機材のアレコレ日記