My Home Direct -TOP > ビバ!マイホームめもブログ > 建売住宅現実レポート > 建売買うなら、せめてフラット35基準は。。
未完成の建売住宅を購入し、その中で学んだ現実のレポート。
法律は最低限の基準。 つまり、法律を順守している程度では存在しうる住宅の最低限レベル。 確か2020年くらいからは法義務になるかと思われますが、しかし2015年の今の段階では 断熱材が一切使われない家屋でも合法。 考えようによっては都合の良いコストカットの見方とも。
それでもその最低限のレベルで納得しますか?
ちなみに、住宅にまつわる大きな法律は大きく分けて2種類あり、そのうちひとつが ”建築基準法” で、そしてもうひとつが ”品確法” と呼ばれる保証的なものとなっております(10年間の瑕疵保険はこの品確法によるもの)。
フラットの技術基準とは、基本的には ”融資条件”。 つまりその基準を満たされない家屋ではフラット35は利用出来ません〜 というもの。 (→ これを逆に考えると、不動産屋にとっては〜 フラット融資をご検討されるお客様には売る事が出来ない)
ちなみにフラットの技術基準は、住宅金融支援機構監修の住宅工事仕様書が基になり、(一部分) 法律を超えるのはもちろんのこと、一定以上の住宅性能が求められるようになっております。 例えば上記断熱材の件でも、フラットでは使用絶対必須条件となっておりますので、法律ではここを省略出来るが、しかしフラット基準で施工すると省略される事はないと。 またそんな断熱材の仕様規定から施工方法まで指定されておりますので、手抜きで一部しか断熱材が入ってない、、 断熱材がペラペラ〜 スカスカ〜 なんて事もないかと。
というわけで、しっかりとした住宅の性能を求めるなら〜 フラット基準となっている建売住宅を最低限とも考えておきましょう。
但し、いくら施工基準とは言っても〜 書面上だけの形上だけのものも多いです。 基準を満たすためには一定の指定検査に適合していればいいわけで、またその検査も一部しかチェックしておりませんので、あくまでその基準も選定条件のひとつとしてまでに。 (→ つまり現物において施工基準が満たせていなくても、書面上で書かれていさえすれば、検査で指摘に上がらない限り〜 検査されない部分である限り〜 表向きには基準はクリアしている事になる) (→ ひとつの実例)
またフラット35基準はあくまで法律に産毛が生えた程度のもの。 より高いレベルを求めるなら〜 フラット35S基準、さらに住宅金融支援機構監修の住宅工事仕様書が網羅されている仕様基準を目安目標に。 (→ とは言っても、これもまた抜け道あるんですけどもね ^^;)
不動産屋によっては、フラット基準としていない事を ”金利が高く奨められないから必要ない” と、そう説明される場合も多いようですが、また他の銀行融資でも中間検査証や完成検査証などの提出が厳しく十分な性能基準を望める〜 一昔前のような事もない〜 と言われる事もあるようですが、先ずこれら検査証はあくまで建築基準法などの法令が基準であり、いくら厳しくてもそれ以上の性能は望めません。 またそもそもこれら検査は一定条件下義務化されているものでもありますので、まあ受けていて当然なんですがね。。
それと金利が高くてうんぬん〜 と言われても、フラット基準で建てられない言い訳にしか過ぎないとも。 (本来フラット基準にもしておくことで販売チャンスが拡張されますので、通常なら積極的に取り入れられる基準でしょう。 しかしそれをあえて取り入れない理由は? コストカット? 工務店のレベルが低く技術がない?)
2015年6月現在では、上記フラット基準よりもまたより優れた性能を持つ住宅にのみに対し融資する フラット35Sなども御座います。 またこのフラット35Sは通常のフラットに比べ融資金利が優遇されている場合も多く、出来るならばこの基準を目指される事をオススメ致します。
但し、この技術基準には何種類かあり、そのいずれかが一定以上の性能なら他は通常のフラット仕様という事もありですので、そのフラット35S基準の根拠も忘れずにチェックしておきましょう。 例えば、バリアフリー性で基準をクリアしていれば、その他断熱性や耐震性は通常仕様でも ”S” は十分クリアしております。 またその ”S” でも金利プランが2種類あり、その金利プランでも必要な技術基準が異なってきますので これらも予め。 【2015年6月現在】
またフラット35Sも、法律基準(最低レベル)に剛毛がはえた程度。 もちろんもっともっと上を目指すなら〜 やはり住宅金融支援機構監修の住宅工事仕様書が網羅されている仕様基準を目安目標に。 (→ ちなみにもちろん、これらもフラット35基準の裏と同じウラは御座いますが。。)
先ほども申しましたが、フラットの技術基準は書面上の ”形” でしかない場合も多く、その仕様も完全に信用出来るものとも限りません。
じゃあその信用性を出来るだけ引上げておくなら?
まあ間違いなくフラットにて融資を受けておく事がいいかもしれません。
フラットの技術基準は融資条件。 つまり基準が満たされていないと融資条件に当てはまりませんので、、 後々ひょっとしたら基準に怪しい部分が出て来た時に、何かしらの形でその責任を追及できるかとも。 いかがでしょうか。
但し、これはあくまで私の個人的見解にしか過ぎません。 それで追求できるとも信頼性が高くなるとも限りません。 もちろん他の融資に比べると金利面で不利な事も多いので無理も言いません。 ただ他の方のブログを見ていると、フラット基準で契約していたがフラットを利用しなかったので、後々不具合があり掛け合うも、基準に満てなかった責任はないと工務店に逃げられた〜 なんて話も見られるようで、まあそこらあたりの話まで聞くと、保険代と思ってフラットの選択も無駄ではないかと。
2015年6月更新
最近風邪気味で、鼻をかんだら両鼻から鼻血が出ました。 管理人です。