My Home Direct -TOP > ビバ!マイホームめもブログ > 建売住宅現実レポート > まとめて資材や建具などを仕入れるから安い?
未完成の建売住宅を購入するにあたって、不動産屋から、、 建売住宅が安いのは、資材や建具、設備などの物品を大量同時仕入するから安い。 またそういった経緯上で家が建つので、変更出来ない仕様も多い〜 と説明を受けていましたが、しかしこれって本当・本音・真実なんでしょうか。
一つの大きな土地を開拓し、似たような建売を分譲するような場合だとそうかもしれませんが、ただ単体で建てられているような建売は 全てが全てそうだとは言い切れないと思われます。 だって私の場合、、 断熱材からキッチン等の大型物品〜 壁紙の細かい仕様やタイルの種類まで、、 ほぼ注文住宅なみに変更がききましたから。 もし大量仕入れに起因して安いのならば、普通そこまで変更はきかないかと。 またこういった建売住宅を建築するのは小さな工務店である事が多いようで、そんな小さな工務店が 仕入れが安くなるほどの大量仕入れを行えるとも思えませんし。
先ずこういった ”安い” のアピールは、ほぼ間違いなく売り文句営業のひとつと言えるかと思われます。 何で安いの? と聞かれ、こう言えば無難に購入者に不安を与えなく納得して頂けますからね。 ちなみにそれでも安いのは何故なんでしょうか?
@ 実はそもそも安くない。
まあいわゆる先入観とも。 建売 = 安い というウワサから、建売と聞くだけで安いと錯覚してしまう事も多いでしょう。 実際建物価格を坪数で割った坪単価を逆算してみると、思ったより。。 という事や、土地と建物との価格が曖昧になっていて分からない事も多いですし。 (土地と建物価格をトータルで消費税込みとしている場合なんかけっこう怪しいかな。 そうする事によって土地と家屋との価格が分からなくなりますので)
また購入にはほとんど仲介手数料が発生します。 と、もしそんな手数料を合わせると意外とそうでもない場合も多いかもしれませんよ ^^ (但し、稀ですが、、 売主がその不動産会社の場合には発生せず。(→ ここらへん詳しく) またもちろん注文住宅の場合には、土地以外に不動産屋に支払う手数料はないです)
A 大手ハウスメーカーのように膨大な広告費が掛かっていない。
これはメリット的な本音かな。
大手ハウスメーカーはとんでもないほどの額の広告費を使って宣伝しており、もしそういったメーカーで住宅の注文を行った場合〜 それら広告費は建築費にかなりの割合で乗っている事でしょう。 実際私の友人でもある工務店社長は、大手は広告費が半端じゃない。 なので坪単価には、そういった広告費が乗っていると考えた方が良いと。 また社員数も半端じゃないので、そういった間接的に関わってくる人件費などが乗っていてもおかしくない、、 と。
対し建売は。。。
B 徹底したコストダウン管理。
高断熱をうたったり 耐震性をうたったり〜 そういった突出したアピールはせず、とにかく安く最低限で家を建ててしまおう! それが建売の本音でしょう。 テレビCMとか高い広告宣伝なんてのももってのほか。 最低限のレベル、安い資材、安い下請けや最低限の人件費・質、工期、、 またそういった最低限なら、高度な性能を売りにしているハウスメーカーよりずいぶんと安くも感じてしまうでしょう。
建売は、故意的に徹底したローコスト化の産物とも言えるかな。
ちなみにこの辺り深いところは、私のブログを見て頂ければ 要所散見できるかと。。。
たかが建売。 されど建売。
2015年6月更新
最近風邪気味で、鼻をかんだら両鼻から鼻血が出ました。 管理人です。